Atom N450マシンへのWindows10インストールチャレンジ

自宅のCM1についてのメモ - はとのーとに書かれている東芝CM1にWindows 10がインストールできるかというチャレンジの記録です。

現在までの最終結果

→ インストールできました。

• RufusでWindows 10 Professional 1507 (x86)のISOファイルを作成してインストールしました
• 電池に貼ってあったWindows 7 Professional (x86)のプロダクトキーは使えませんでした
• ライセンス認証していません
• 画面タッチが使えます
• 輝度は最も明るい状態のまま、キーボードでも電源設定でも変更することができません

目次:

基本的な情報

• CM1には発売時にWindows 7 Professional (32bit)がインストールされていました
• 中古で買ったのでOSは入っていませんでした (HDDなし)
• Windows 7 Professional (32bit)のプロダクトキーは電池に貼ってあります
• BIOSはLegacy (MBR)専用

2019-11-17

Windows10をインストールしようとしたが失敗 (古いAtomは対応していないため)

• Windows 10 のダウンロード からツールをダウンロードして実行
  • ツールを今すぐダウンロード
  • MediaCreationTool1909 を実行
  • Windows 10 64ビット (x64) を選択
  • USB フラッシュ ドライブにインストールディスクを作成
  • USBインストールディスクから再起動しようとするが途中で青い画面のまま止まった
  • CM1のCPUであるAtom N450はClover Trailより前のPine Trailであるため
    • Windows10 Creator Update、Clover Trail対応はなし。 - WPTeq

2019-11-18

Windows10 Professional 1511をインストールしようとしたが失敗 (ddではUSBメモリーが読めなかったため)

手元にあったWindows10 1511 (x64)のISOファイルをUSBメモリーに入れました。 文中のsdXは実際のドライブ名を入力しました。

$ sudo dd bs=4M if=Win10_1511_2_Japanese_x64.iso of=/dev/sdX status=progress && sync
4525654016 bytes (4.5 GB, 4.2 GiB) copied, 501 s, 9.0 MB/s
1079+1 レコード入力
1079+1 レコード出力
4529027072 bytes (4.5 GB, 4.2 GiB) copied, 692.777 s, 6.5 MB/s

しかしUSBメモリーから起動せず、中身を見ようとマウントすらできませんでした。

試していませんががWindows 10の旧バージョンは次のページの情報で入手できるらしいです。

Windows 10 の前バージョンをダウンロードする方法 | パソブル

2019-11-23

Windows10 Professional 1511をインストールしようとしたが失敗 (UEFI用になっているため？)

• fdiskでUSBメモリーのパーティション削除→DOS基本パーティション作成→起動可能フラグ付与
• Windows 10 1511 (x64)のISOファイルをマウント
  • sudo mount -t udf -o loop Win10_1511_2_Japanese_x64.iso /mnt/isomount
• 中身をすべてコピー

しかしUSBメモリーから起動せず、再起動を繰り返しました。

試しにThinkPad X220で起動テストをしたところ、UEFIモードなら起動するが、Legacy BIOS (MBR) モードでは起動しませんでした。

2019-11-24

RufusでFreeDOSのUSBメモリーを作って起動テスト

作成したUSBメモリーがLegacy BIOSで起動しないためRufusを使って作成することにしました。

• Rufus - 起動可能なUSBドライブを簡単に作成できます - 3.8通常版をダウンロード
• 試しにFreeDOSのUSBメモリーを作ってLegacy BIOSで起動できるかテストした

FreeDOSは無事に起動しました。

2019-11-25

RufusでWindows 10 1507(x86)のUSBメモリーを作ってインストール成功

Rufusで以下の条件のISOファイルをダウンロードし、USBメモリーに書き込みました。

• Windows 10 Home/Pro x86
• バージョン1507
• 日本語版

作成したUSBメモリーから起動し、以下のように進めました。

• プロダクトキーはスキップ
• パーティション選択画面→Shift+F10でコマンドプロンプトを表示→diskpartを実行
  • 参考ページ: Windows 10 クリーンインストール時の「Cドライブ初期化」手順と注意点 - ぼくんちのTV別館
• パーティションをすべて削除→SSD240GBを111.6GB+112GBに分割
• 111.6GB側を選択してWindowsをインストール
• 「このPCはだれが所有していますか？」→自分が所有

電池に貼ってあったライセンスキーでは認証できませんでした。 学校で使うPCなので「職場または学校が所有しています」にすべきだったのかも知れません。

2019-11-27

「このPCはだれが所有していますか？」→「職場または学校が所有しています」で再インストール

上記の内容とほぼ同様の内容で「このPCはだれが所有していますか？」を「職場または学校が所有しています」にして再インストールしました。

再インストール自体は成功しました。

ライセンス認証は失敗しました。 電池に貼られていたプロダクトキーは無効化されているようです。

ライセンス認証しないと機能制限があるようですが、Atom N450マシンにインストールされたWindows 10がいつまで使えるか不明ですし、そのままにすることにしました。

参考ページ: Windows10のライセンス認証しないとどうなる？猶予期間・機能制限は？