PDP (Programmed Data Processor) はデジタル・イクイップメント社 (DEC) が開発したミニコンピュータのシリーズ。
ビット数と機種
ビット数 | 機種 |
---|---|
12 | PDP-5, PDP-8, PDP-12, PDP-14, PDP-16 |
16 | PDP-11 |
18 | PDP-1, PDP-4, PDP-7, PDP-9, PDP-15 |
36 | PDP-3, PDP-6, PDP-10 |
1行まとめ
カッコ内はビット数。
- PDP-1 (18) - 初期のハッカー文化の源
- PDP-2 (24) - 設計されなかった
- PDP-3 (36) - 発売されなかった
- PDP-4 (18) - PDP-1の低価格版でPDP-7/9/15の命令セットのベースになった
- PDP-5 (12) - コスト削減のためメモリの0番地をプログラムカウンタとして使用
- PDP-6 (36) - DEC初の大型機でありすっきりしたアーキテクチャのタイムシェアリング機
- PDP-7 (18) - DEC初のワイヤーラップ機で初期のUNIXが開発された
- PDP-8 (12) - DECとして商業的に成功した初めてのコンピュータで小さな命令セットを持つ
- PDP-9 (18) - DEC初のマイクロプログラムマシン
- PDP-10 (36) - PDP-6とほぼ同じ命令セットを持つ後継機でタイムシェアリングシステムを一般に浸透させ多くの大学や研究機関で使われハッカー文化に影響を与えた
- PDP-11 (16) - 豊富なアドレッシングモードを持つ直交性の高い汎用レジスタ指向で16ビットの命令セットとしては史上最も優れていると考えられている
- PDP-12 (12) - PDP-8とLINCを結合したコンピュータであるLINC-8の後継機
- PDP-14 (12) - プロセス制御用で後期バージョンはPDP-8の製造技術を流用している
- PDP-15 (18) - 18ビット機としては唯一TTL集積回路を使って作られた
- PDP-16 (12) - レジスタ・トランスファ・モジュールを使った半組立式でPDP-14より高機能な工業機械制御向けマシン